畑を始めたとき、私は虫対策をしなかった。
1ヶ月後、全滅した。
「うちは大丈夫」と思っていた私が、どんな目に遭ったのか。
そして今、どうしているのか。
同じ失敗をしてほしくないから、この話をしようと思う。
「うちは大丈夫かも」と思っていた
結論から言うと、その考えは通用しなかった。
最初に選んだ野菜は、かぶ・二十日大根・チンゲン菜の3種類。
「早く収穫を体験したい!」という気持ちで、早生種(わせしゅ)を選んだ。
早生種は種まきから収穫までの期間が短い品種で、虫や病気のリスクが低いと聞いていた。
畑に植わっている期間が短い。
つまり、虫がやってくる前に収穫できる。
一応、まわりの畑の様子ものぞいてみた。
虫対策(防虫ネット)はしていないようだった。
「これなら対策グッズも農薬もいらないじゃん!」
人って、自分に都合のいいように答えを出すクセがある。
私は「虫が来ない条件が揃ってる」という結論を出した。
対策ゼロで栽培したら、こうなった
1ヶ月後。
収穫時期をむかえた野菜がこちら。



食われた。
しっかりと。
食われないかもしれない、と少し期待していた分、ショックは大きかった。
結局カブと二十日大根の葉っぱは食べられず。
チンゲン菜はどこも食べられなかった。
あとで調べて分かったことがある。
農家はあたりまえに農薬を使っているということ。
はじめに私が「対策してない」と思って参考にしていた畑は、すでに農薬で対策済みだったのだ。
しかも、種類によって虫がつきにくい野菜もあるらしい。
たまたま防虫ネットが不要な野菜を作っていただけだったのかもしれない。
私は何も調べないまま、「あの畑も対策してないから大丈夫」と判断した。
完全に、思い込みだった。
虫に食われた野菜はショックのあまり放置。最終形態がこちら↓↓

犯人はこいつだ↓↓

「ダイコンサルハムシ」
テントウムシを小さくしたような黒い見た目で、体長4mm程度。
かぶ・二十日大根・チンゲン菜、いずれもアブラナ科で彼らの大好物だった。
ターゲット全滅である。
少し遅れてズッキーニも育てていたが、それも当然やられた。

こちらの犯人はウリキンウワバ。
ウリ科が大好きな蛾(が)の一種だ。
まわりの山にはたくさんの植物がある。
それでも彼らは、アブラナ科とウリ科のにおいを嗅ぎつけてやってきた。
虫のすごさを、身をもって知った。
「虫が来ない環境」なんてあるの?
結論、ない。
ほぼ存在しない。
畑の隣に借りているハウスがある。
外とはしっかり区切られた空間だ。
これなら虫は来ないだろうと思ったが、やっぱり入ってきた。
ちなみに、ダイコンサルハムシは飛ぶことができない。
可能な移動手段は「徒歩のみ」。大変そう笑
だから一度居つくと、なかなか離れない。
ウリキンウワバは蛾の一種で、風に乗って長距離を移動できる。
今は見かけなくても、いつか飛んでくる可能性がある。
囲われたハウスでも余裕で侵入するのだから、屋外の畑に虫が来ないはずがない。
「うちは大丈夫かも」という私の期待は、完全に根拠がなかった。
じゃあ、どうすればよかったのか
やっぱり虫対策は必須。
今試しているのは「防虫ネット」と「コンパニオンプランツ」の2つ。
防虫ネットはメッシュ状のシートで、作物の上にトンネル状の空間を作るもの。
物理的に虫を近づけない対策だ。
実際に、コマツナとニンジンに防虫ネットをかけた↓↓

コンパニオンプランツは、植物同士の相性を利用した方法。
一緒に植えることで、虫よけや成長のサポートになる。
バジルがトマトの害虫予防になったり、落花生がピーマンの成長促進になったりする。
ちょっとやりすぎ感はあるが、今はこんな組み合わせを計画中↓↓(AI生成画像)

まずはネギ(九条葉ねぎ)が芽を出した↓↓はじめの一歩だ。

正直、まだ効果の検証中。
「これで完璧!」とは言えない。
でも、何もしないよりはマシになるかなと思っている。
他にも防虫・殺虫剤を使う方法や、虫が発生しにくい土壌をつくる方法もある。
私がいま目指しているのは、「土壌づくり+コンパニオンプランツ」の組み合わせ。
農薬に頼らず、自然の力で対策できたら理想だと思っている。
できるかどうかはまだ分からないけれど。
結論:虫対策はやった方がいい
どんな環境でも、屋外である以上、虫害のリスクはある。
地域差はあるだろう。
作物によっても、虫がつきやすいかどうかは変わる。
手間もお金も時間もかかる。
それは事実だ。
それでも、虫対策はやっておいた方がいいと思っている。
全滅はショックだったけど、おかげで虫のことを本気で調べるようになった。
あの経験がなければ、今も「大丈夫だろう」で済ませていたと思う。
「うちは大丈夫かも」と思っている人に、少しでも届いたらいい。

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