クラウドワークス詐欺の見分け方|応募者のリアルな体験談

木製のデスクに革表紙の手帳・コーヒーカップ・多肉植物が置かれたシンプルな部屋。左側に『クラウドワークス詐欺案件の見分け方』のテキスト入り 暮らし
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クラウドワークスで良さそうな案件を見つけたけど、これって怪しいヤツだったりしないかな……

スマホやパソコンの画面で案件をながめながら、こんな不安を感じている人、多いんじゃないでしょうか。

自分が詐欺に合うなんて想像したら……めちゃくちゃ怖いですよね。

でも安心してください。

クラウドワークスは、怪しいクライアント・案件の見分け方さえ知っていれば、何も怖いことはありません。

私自身、実際にクラウドワークスで案件に応募し、面談まで経験しました。

ただその案件、ちょっと怪しいにおいが……

この記事ではその時の体験を交えながら、案件の見分け方をお伝えします。

読み終わるころには、いま気になっている案件に対して、安心して応募に進められるようになっているはずです。

クラウドワークスは危険ではない|詐欺と勘違いされる理由

まずはじめにお伝えしておきたいのは、クラウドワークスというサービス自体は危なくないということです。

ただ、なぜ「詐欺」というイメージを持たれやすいのか、ここで理由を整理しておきます。

国民生活センターにも、副業関連の詐欺被害の相談が多く寄せられています。(出典

これは「スキマ時間に気軽に稼げる」とうたう副業を発端にしたものです。

SNSや動画広告、検索で見つけた副業サイトがきっかけになるケースが多く、クラウドワークス固有の問題というわけではありません。

ただ、「副業」で検索すると、業務委託や短時間の仕事を数多く扱うクラウドワークスも、高い確率で候補に挙がります。

「副業には詐欺が多い」という情報と、「副業といえばクラウドワークス」というイメージが、それぞれ別々に育っていくうちに、いつのまにか「クラウドワークスには詐欺が多い」という結びつきが生まれてしまう。

これが、「詐欺」というイメージを持たれやすい理由です。

とはいえ、クラウドワークス上に悪質な案件が全くないわけではありません。

それは、クラウドワークスが、詐欺につながる悪質な案件への注意を公式に呼びかけ、サイト内の対策強化を進めていることからも分かります。(出典

ただ実は、悪質な案件やクライアントには、よく見られる特徴があります。

募集要項や、クライアントのプロフィール、面談でのやり取りなど、その特徴はいろいろなところに見えてきます。

その特徴さえ押さえておけば、案件への応募に不安を感じる必要はありません。

ここから先は、実際にどこを見れば見分けられるのか、具体的なチェックポイントをお伝えしていきますね。

クラウドワークスで詐欺を見分ける9つのポイント

特に押さえておきたいポイントは9つ。

ただ、必ずしも当てはまったから即アウト、当てはまらないから安全、というものでもありません。

たとえばクライアントのレビューの少なさは、健全なクライアントが登録したばかりという可能性もあります。

あくまで、「悪質な案件やクライアントの特徴が表れやすいポイント」という視点で見てください。

気になる点が見つかったら、質問して確かめる方法もあわせて紹介します。

確認すべきポイント

応募前・応募後・契約後の3段階に分けて見ていきます。

応募前に確認すること

まずは、案件に応募する前、募集要項の段階で確認できるポイントから。

1. クライアントのレビュー数

Crowdworksクライアントレビュー数のスクリーンショット
案件が完了すると、クライアントはワーカーからレビューを受けられ、その件数がここに表示されます。

契約実績やレビューが極端に少ない、あるいはレビューの内容が不自然に似通っているのは、よくある特徴です。

クライアントは、案件完了後にワーカーからレビューを受けます。

このレビューが少ないということは、「なかなか契約に至らない」か、「契約しても業務完了せずに終わる」わけです。

それはつまり、「案件を完了させるつもりがない(案件に書かれた業務以外の目的がある)」とも受け取れます。

レビューの内容が不自然に似通っている場合は、組織的にアカウントを運用している可能性も考えられます。

なお、評価とは別に「ありがとう」という、応募・契約前でも送れるいいね機能があります。

Crowdworksクライアントのありがとうの数字を示すスクリーンショット
「ありがとう」はクライアント情報の画面に表示されます。こちらは契約・レビューの実績もきちんとある例です。

契約実績やレビューがゼロなのに「ありがとう」だけついている場合は、まだ誰とも正式に契約していないのに、実績があるように見せかけている可能性もあります。

2. 募集要項の情報量・誘い文句

次のような文言や書き方には、気をつけておきたいです。

「未経験OK」

できるだけ多くの人に応募してもらうための文言です。
応募者が増える=業者にとって都合のいい人を見つけやすくなるということです。

「報酬を受け取りながら学べる」

素直に読めばかなりお得な話です。
負担なく得をしたいという気持ちにつけ込みやすい言い回しです。

業務内容・報酬・納期が曖昧なまま「詳しくは面談で」

対面の方が話を断りにくいため、まず面談まで話を進めたい狙いがあります。
仕事内容を先に細かく書かないことで、話を広げる余地を残しているとも考えられます。

さらにこれらが組み合わさっている場合は、より警戒が必要です。

3. 報酬と業務内容のバランス

業務内容に対して報酬が不自然に高い場合、実際に稼がせることよりも、教材費や登録料などの名目で先に支払わせることが目的になっているケースがあります。

たとえばデータ入力の仕事は、固定報酬制なら時給換算で500円〜800円程度が相場と言われています。

慣れた人でも、1日2〜3時間の作業で月3万円〜5万円ほどが目安です。

これより大きくかけ離れた金額が提示されている場合は、注意が必要です。

応募後のやり取り・面談で確認すること

実際には、応募後のやり取りや面談の場で、はじめて違和感に気づくケースもあります。

ここからは、応募後に確認しておきたいポイントを見ていきます。

4. 会社名や所在地をはっきり教えてくれない

募集要項には、会社名や所在地が書かれないことが多いです。

ただ、健全な法人であればきちんと答えられるはずなので、面談の場で直接聞いてみましょう。

話をそらされたり、返事がはっきりしない場合は、注意が必要です。

5. 面談の場で連絡先交換を持ちかけられる

オンライン面談の場で、LINEなどの連絡先交換を持ちかけられることがあります。

顔を見せ合っている状況だと、その場の空気で断りづらくなりますよね。

それが狙いです。

持ちかけられたら、まずは理由を聞いてみてください。

大丈夫なケース
  • 理由が具体的で、不自然さがない
  • 正規の方法(サービス外連絡申請など)で対応してくれる
  • あくまで面談用にZoomなどを使うだけ
怪しいケース
  • 説明がしどろもどろになる
  • 「業務で使う」と言われる(まだ契約もしていないのに、話が早すぎます)
  • 「面談などの連絡のため」と言われる(クラウドワークスのメッセージ機能で足ります)

怪しいケースに当てはまるようなら、辞退するのが安心です。

あわせて、契約前に年齢や家族構成など、業務に関係のない個人情報を聞かれるのも、気にしておきたいポイントです。

6. タスク形式の「簡単なアンケート」から外部ツールへ誘導される

「簡単なアンケートに答えるだけ」といった、タスク形式の案件を発注され、報酬を受け取った直後に、外部ツールでの別サービスへ誘導されるケースもあります。

報酬を受け取ったことで断りづらくなる、という狙いに加えて、契約から報酬発生までの一連の流れを実際に経験させることで、「ちゃんとしたクライアントだ」と信頼させる狙いもあると考えられます。

7. クラウドワークス外の直接契約を勧められる

ここは少し丁寧に説明しますね。

クラウドワークスには、「サービス外連絡申請」という仕組みがあり、これは、LINEやメールなど、クラウドワークス以外の手段で連絡を取りたいときに、事務局の承認を得るものです。

Crowdworksのサービス外連絡申請が承認された時のスクリーンショット
サービス外連絡申請が承認されると、案件のやり取り画面にこのような表示が出ます。

これはあくまで「連絡先を交換していいかどうか」の許可であって、契約や報酬のやり取りそのものをクラウドワークスの外で行っていい、という意味ではありません。

契約や報酬のやり取りは、サービス外連絡申請が承認された後であっても、クラウドワークスを通す必要があります。

つまり「申請が通ったから、直接契約に切り替えても大丈夫」というのは誤解なんです。

この二つを混同してしまうと、「事務局に認められた手続きだから」という安心感だけが先に立って、直接契約の打診をそのまま受け入れてしまう、なんてことが起こり得ます。

契約後に確認すること

8. 商品の代理購入を頼まれる

実は、代理購入(購入代行)はクラウドワークスの規約で禁止されている行為です。

代理での商品購入を頼まれ、立て替えた費用を払ってもらえないケースも報告されています。

クライアントの代わりに何かを購入するよう依頼されても、迷わず断りましょう。

9. 口座情報やクレジットカード情報を求められる

報酬の支払いはクラウドワークスを通して行われます。

クライアントに、口座情報やクレジットカード情報を教える正当な理由はありません。

求められても、絶対に教えないでください。

気になったら、質問して確かめる

気になる点が見つかったら、そのままにせず、質問して確かめましょう。

応募後や面談の場であれば、クライアントへ直接質問できますが、応募するまでは直接やり取りができません。

その場合は、応募前でもクライアントにメッセージを送れる「メッセージを送る」機能を活用しましょう。

Crowdworksのメッセージを送る機能がある場所を示すスクリーンショット
「メッセージを送る」機能は、案件ページに入って右側にあります。

見るべきは、その回答が、募集されていた業務に照らして自然かどうかです。

話をはぐらかされたり、要領を得ない返事しか来なかったりする場合は、注意してください。

クライアントに直接聞く以外に、「みんなのお仕事相談所」で、他のワーカーに意見を聞く方法もあります。

選考中の案件について、不安な点を事前に相談している人も少なくありません。

ここまでできれば、安心して応募に進められるはずです。

【体験談】実際に応募した案件で怪しかったポイント

今回私が応募した案件には、いま振り返ると「怪しいポイント」と呼べる要素がいくつもありました。

当時は気づけませんでしたが、実際に何があったのか、3つに分けて振り返ります。

報酬が不自然に高かった

応募したのは、月10万円という固定報酬のデータ入力案件でした。

データ入力の相場は月3万円〜5万円ほどなので、実はこの時点でかなり高めの金額だったことになります。

当時の私は相場を知らなかったので、「いい案件見つけた!」とむしろ喜んでいました。

LINEへの登録を求められた

1次面談で、「業務に使うので」とLINE登録を求められました。

当時の私は純粋に「必要なんだな」と受け止め、LINE交換をしてしまいました。

でもよく考えたら、まだ契約になるか分からない段階で、LINE登録する必要はないですよね。

クラウドワークスも、やむを得ない場合を除いて、外部ツールでの連絡は原則禁止と公式に発信しています。

Crowdworksで直接連絡禁止の案内が表示されているスクリーンショット
案件応募後、案件に関するメッセージのやり取り画面に本禁止事項が記載されています。

直接契約に誘導された

ここが、私が最終的に「この案件は怪しい」と結論づけた部分です。

2次面談に向けて情報収集をする中で、クラウドワークス外での直接契約・報酬のやり取りは規約違反であることを知りました。

Crowdworksの直接契約を禁止する規約のスクリーンショット
直接契約(直接支払いも含む)はクラウドワークス利用規約 第23条27項で禁止されています。

いざ2次面談で契約・報酬のやり取り方法を尋ねると、

「クラウドワークス経由の案件もありますが、手数料の都合で件数が多くありません。ほとんどの方は直接契約・支払いをされています。ただし強制ではなく、了解された方のみです」

という回答。

強制ではないとしながらも、明らかに直接契約へ誘導する言い方でした。

直接契約・報酬のやり取りは、規約違反であることを伝えると、「サービス外連絡申請をしているので問題ないものと認識しています」という返答。

ですが、サービス外連絡申請はあくまでクラウドワークス以外の手段で連絡を取ることを認めるものであって、直接契約や報酬のやり取りまで認めるものではありません。

直接契約はNGだと知っていたので、その説明をそのまま信じることも、動揺することもありませんでした。

面談が終わったあと、クラウドワークスの事務局にも違反報告をしました。

この案件には479人もの応募があり、同じような案内を受けて誤解する人が他にもいるかもしれないと考えたからです。

もし言われるままに直接契約をしていたら、報酬が支払われなくなったり、連絡が取れなくなったりしていた可能性があります。

実際、そうした報告も少なくありません。

なお、私自身は金銭的な被害には遭っていません。

振り返ると、報酬やLINE登録の時点で気づけなかったのは、知識がなかったことに加えて、募集要項や対応が終始丁寧だったことも影響していたと思います。

知識があれば、その時点で立ち止まれたはずですし、対応が雑だったら、それだけで警戒できていたはずです。

知らなかったことと、丁寧だったこと、その両方が重なったのが今回のケースでした。

クラウドワークスを安全に使い続けるための結論

あらためて言うと、詐欺案件は、見分け方さえ知っていれば怪しいポイントに気づけます。

ただ、それだけで安心はできません。

クライアントの印象が良いと、今回の私のように、本来怪しいと判断できたポイントを、つい見過ごしてしまうことがあるからです。

だからこそ、少しでも引っかかりを感じたら、疑ってみてください。

疑うというと身構えてしまうかもしれませんが、これは相手を否定するわけではなく、安心して取引するための確認作業です。

気になる点があれば、質問して確かめればいいだけです。

もしあなたがいま、応募しようか迷っている案件があるなら、チェックポイントを一つずつ照らし合わせてみてください。

そうすれば、安心して応募に進めるはずです。

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