フリーランスになれば、自由で充実した日々を送れるはず!
そう思って会社員を辞めたのは、40歳の時でした。
貯金もある、時間もある、勉強もした、あとは進むだけ。
意気揚々とフリーランス生活を始めた私でしたが、3ヶ月後、「お金の不安」に襲われることに……。
この記事では、フリーランスになった私が、貯金があるのになぜお金の不安に襲われたのか?どう対処しようとしているか?(現在進行形)を、赤裸々にお伝えします。
今まさに同じ境遇の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
貯金さえあれば、退職後の不安はないと思っていた
会社を辞める前は、シンプルにこう考えていました。
「最初はうまく稼げず、収入がないかもしれない。でも、生活費の心配さえなければ、やりたいことに集中できるはずだ」
だから私は毎月コツコツ貯金し、1年半の生活費が貯まった時点で退職しました。
自分なりに準備万端だったので、その時点での不安はゼロ。
とにかく早くフリーランス生活を始めたいという気持ちしかありませんでした。
退職直後は、思った通り充実していた
退職してから最初の3ヶ月は、本当に充実していました。
もともと農業をやりたくて退職した私ですが、事前に勉強していたとはいえ、ペーパードライバーみたいなもの。
いざ実践となると、分からないことやうまくいかないことばかりでした。
それでも、時間や人に縛られず、好奇心のおもむくままに挑戦できる毎日は、楽しくて仕方ありませんでした。
貯金もあり、失業給付金(いわゆる失業保険)ももらえたので、当面はお金の心配もありません。
退職を決断した過去の自分に感謝の日々でした。
でも、思い通りにはならなかった
ところが3ヶ月が過ぎ、野菜の出荷をはじめた頃から、少しずつ現実が見えてきました。
そもそも野菜は単価が安い。それは分かっていました。
たとえば、JAの直売所で小松菜を1袋150円で売っても、手数料や資材費を差し引くと、残るのは120円ほど。
そこから土地代や燃料代、梱包代などを引いたら、いくらも残りません。
そして追い打ちをかけるように、虫害や病気の影響で、作物が十分に育たないことも……。
ここではじめて「農業で稼ぐ大変さ」を体感しました。
その後も野菜づくり自体は変わらずに楽しんでいましたが、一方で、収入面での手ごたえがつかめないことに不安を覚えはじめたのがこの頃です。
次第に、お金の不安が出てきた
でもなぜ不安なのか、自分でも整理できていませんでした。
貯金はある。
時間もある。
生活もできている。
やりたいこともやれている。
一見すると不安要素はありません。
ではなぜ不安が出てきたのか?
それは「働いたのに収入が得られない」からでした。
(語弊はあるかもしれませんが)会社員時代は「働きさえすれば」毎月一定の給料をもらえました。
一方フリーランスは、相手に価値を提供し、それを認めてもらわないとお金は発生しません。
そんなことは当たり前の話ですよね。
私も頭では分かっていたつもりでした。
でも20年間会社員を続けた私には、想像以上に「会社員思考のクセ」が残っていました。
やりたいことを続けるために、稼ぎは別で作ることにした
思い通りに収入が得られない状態を、いつまでも嘆いているわけにはいきません。
そこで、「農業ですぐには稼げない」という現実を受け入れ、収益化の方針を変えることにしました。
具体的には、農業をやりつつ、ブログ運営とクラウドソーシングで収入の柱を作ろうと考えました。
クラウドソーシングというのは、「仕事を頼みたい人(発注者)」がネット上に仕事の情報を掲載し、「仕事をしたい人(受注者)」がその仕事を請けられる仕組みです。
ブログ運営とクラウドソーシングは、ネット環境があれば、場所を選ばずに仕事ができます。
農業はどうしても畑に行かなければならないので、「どこでも仕事ができる」という相性の良さが決め手でした。
この働き方は、いわゆる「パラレルワーク(複数の仕事を並行して持つ働き方)」に近いものです。
やることの種類は増えましたが、ただただ不安を抱えていた頃より、今の方がずっと動きやすくなったのは間違いありません。
フリーランスになりたての頃は、パラレルワークで自分の適性や働きやすさを探りながら、徐々に絞っていく。
そんな考え方も、ひとつの選択肢としてありかもしれません。

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