「スマホ、手放すのって難しいな」
「デジタルデトックスって効果あるの?」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
スマホやパソコンが日常に溶け込んだ今、
気づけば何時間も画面を見続けている――。
そんな現代人の私たちにとって、
“デジタルとのちょうどいい距離感“を見つけるのは
意外と難しいものです。
この記事では、
「デジタルデトックスは効果がない」と感じている人に向けて、
その理由や実際の効果、
そして初心者でも実践しやすいやり方を、
わかりやすく紹介していきます。
デジタルデトックスで空いた時間の過ごし方も紹介しています。
とにかくやり方を知りたい!という方は、
目次からショートカットしてください!

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内容は公平に記載しています。
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「デジタルデトックスは効果がない」と感じる理由
「やってみたけど、あまり変わらなかった」
「たった1日スマホを触らなかっただけじゃ意味ない」
こんな声をよく耳にします。
実はこのような“挫折”には、
共通する3つの理由があります。
1. 効果が出るまでに時間がかかる
デジタルデトックスは、
1日2日で劇的に変化が出るものではありません。
短期間で期待しすぎると、
「やっぱり意味なかったかも…」と感じやすくなります。
2. 一時的な制限では根本的に変わらない
通知をオフにしたり、
一時的にSNSを削除するのは効果的ですが、
習慣が変わらなければすぐに元通り。
表面的な対策では、本質的な変化にはつながりにくいのです。
3. 自分に合うやり方を知らずに挑戦している
「なんとなくやってみた」だけでは、
続かない・意味がわからないという結果に。
効果を実感し、無理なく続けるためには、
自分に合った方法と段階的なステップが必要なんです。
デジタルデトックスとは?
そもそもデジタルデトックスとは、
スマホやパソコン、SNSなどのデジタル機器から
一時的に距離を置くこと。
その目的は、
・心と身体を休めること
・本来の自分に立ち返ること
にあります。
つまり、ただ我慢するだけの時間ではありません。
「何もしていないように見えるけど、大切なことが進んでいる時間」
それが、デジタルデトックスなんです。
現代の生活ではデジタル機器から100%離れるのは難しいため、
「ちょうどいい距離を保つ」ことを目指すのが良いでしょう。
スマホ利用に関するデータ
ここで少し、スマホの利用に関するデータを見てみましょう。
- 日本人のスマホ使用時間(平均):約3時間45分/日
- 10〜20代は1日5時間以上のケースも
- SNS・動画・ネット検索が上位を占める
気づかないうちに、
かなりの時間を“デジタル世界”で過ごしている人が多いのが実情です。
長時間のデジタル利用がもたらす影響

デジタル機器を長時間使っていると、
いくつかの不調が出てくることがあります。
「なんとなく疲れる」「集中できない」
それ、デジタル疲労かもしれません。
脳の疲れ
スマホで次々に情報を見ることで、
脳はずっと“処理モード”のまま。
- 情報の洪水にさらされている
- 思考が途切れがちになる
- 記憶の整理ができない
こうした状態が続くと、
「考えがまとまらない」
「すぐ疲れる」
という状態に陥りやすくなります。
身体の不調
- 目の疲れ(いわゆるVDT症候群)
- 肩こりや腰痛(同じ姿勢が長時間続く)
- 睡眠の質が下がる(ブルーライトの影響)
特に就寝前のスマホは、
脳を興奮させてしまうので要注意です。
心の不調
- SNSで人と比べて落ち込む
- 無意識に“いいね”を求めてしまう
- 常に誰かとつながっていないと不安
こういった精神的ストレスは、
知らず知らずのうちに心の余裕を奪っていきます。
デジタル疲労|セルフチェック!
以下の質問に、あなたはいくつ当てはまりますか?
- スマホが手元にないと落ち着かない
- なんとなくSNSを何度も開いてしまう
- 食事中もスマホを見ている
- 寝る直前までスマホを使っている
- 集中力が続かず、すぐ他のことが気になる
3つ以上当てはまった人は、
軽度〜中度のデジタル依存の可能性が。
デトックスが必要なサインかもしれません。
デジタルデトックスの効果とは?
「我慢するだけじゃないの?」
そう思うかもしれませんが、
実はメリットがたくさんあります。
実は、この記事を書いている私自身も、
デジタルデトックスに挑戦してみました。
最初は不安もありましたが、
やってみて気づいたのは
初めのソワソワを乗り越えれば
「意外とスマホがなくても平気だった」ということ。
むしろスマホから離れたことで、
疲れや悩みが、だいぶ軽減されました。
心と体の健康に良い変化
- 情報から距離を取ることで、心が落ち着く
- 寝つきが良くなり、朝もスッキリ起きられる
- ストレスが軽減される
特に睡眠は、
数日スマホの使用を控えるだけでも大きく変わります。
集中力がアップする
通知や着信がない環境は、
“今ここに集中する”力を引き出してくれます。
作業がはかどったり、
本を読むのが楽しくなったりと、
「本来の集中力」を取り戻せる感覚が生まれてきます。
人間関係にも変化が
- 目の前の人との会話が深まる
- SNSでの比較が減って気がラクになる
リアルなつながりの温かさを、
改めて感じられるようになる人も多いです。
一方で、こんなデメリットも
- 家族や仕事の連絡が取りづらくなる
- SNSやニュースを見ない不安感
- “取り残されている”ような感覚
特にスマホ依存度が高い人ほど、
最初は不安やイライラを感じやすいかもしれません。
でもそれは、
“依存から抜け出そうとしている証拠”。
無理せず、少しずつ距離を取ることから始めましょう。
デジタルデトックスの始め方

「やってみたいけど、どう始めればいいの?」
そんなあなたに向けて、
実際に私も試した
初心者でも取り組みやすいステップを紹介します。
ステップ1:まずは“見える化”
スマホの「スクリーンタイム」や「使用時間」をチェック。
- どのアプリをどれだけ使っているか
- 何時ごろに触っているか
iOSは設定→スクリーンタイムから、
AndroidはDigital Wellbeingアプリから確認できます。
これを知るだけでも、意識がグッと変わります。
ステップ2:「ながらスマホ」をやめてみる
- 食事中のスマホをやめる
- テレビを観ながらのSNSチェックをやめる
“ながら使い”をやめるだけで、
スマホとの距離が自然に広がっていきます。
ステップ3:「スマホを手放す時間」を作る
- 休日の半日だけ、スマホなしで過ごす
- 寝る前1時間はスマホを別室に置く
短時間からでも効果は十分。
「意識して手放す時間」を作ることが大事です。
ステップ4:通知を切ってみる
- SNS・ニュース・ゲームの通知はオフに
- 必要な連絡手段だけ残す
通知が減ると、
スマホを見る回数そのものが大きく減ります。
番外編:ちょっと変わったやり方もおすすめ
①「スマホを“自分以外の誰かのために”使ってみる」
デジタルデトックス=ゼロにする、のではなく、
「誰かのためだけにスマホを使う」
というルールを決めるのも面白いです。
たとえば、
・家族や友人に必要な連絡を取るためだけにスマホを開く
・相手が喜ぶメッセージだけを送る日をつくる
など。
“自分のための消費”ではなく“他者との接点”のみに使うと、
スマホの使い方が変わり、
依存の感覚がリセットされていきます。
②「スマホを“人に預ける”」
自分の意志で距離を取るのが難しいときは、
物理的に人に預けるのが効果的です。
・パートナーにスマホを預けて「返却タイム」を決める
・鍵付きの引き出しに“封印”する
「見ようと思えば簡単に見れる」状態では、誘惑に勝つのは難しい。
自分を“操作不能状態”に置くのが、意外と効きます。
デジタルデトックス向けの商品として、
タイマー付きの南京錠でロックをかけ、
時間がくるまで中のものを取り出せないケースも販売されています。
くじけやすい方にオススメ。
③「“アナログ1日チャレンジ”をしてみる」
1日だけ、生活のあらゆる場面を“アナログ”にしてみる。
・紙の本を読む
・手書きでスケジュールを書く
・アナログの目覚まし時計で起きる
デジタル機器のかわりを用意することで、
ストレスなく距離が取れるだけでなく、
「あれ? こっちのほうが集中できるかも」
という新しい発見にもつながります。
最初の24時間、どう過ごす?
最初の1日は「どうしてもスマホが気になる…」
そんな時間になるかもしれません。
でも大丈夫。
いくつか“置き換え行動”を用意しておくと安心です。
- 近所をゆっくり散歩する
- 読書や音楽に集中する
- 日記を書いてみる
- 手を使う作業(料理、掃除、クラフトなど)をしてみる
併せて大切なのが、
「ぼーっとする時間」を意識的にとること。
何もしない時間こそ、
脳が整理され、心と身体が深く休まる時間になるんです。
空いた時間の過ごし方10選|スマホから離れてリラックス
スマホを手放すことで空いた時間。
その余白を「ただの暇つぶし」ではなく、
心が整う体験に変えてみませんか?
ここでは、デジタルデトックス中におすすめの過ごし方を10個ご紹介します。
①神社仏閣や史跡をゆっくり巡る
静かな場所に身を置くと、心も自然と整います。
地元の神社や少し離れたお寺を歩いてみるのもおすすめです。
→ パワースポット巡り、御朱印集め、庭園散策など
ちなみに最近では、
御朱印ならぬ「御刻印(ごこくいん)」というものもあります。
これは、革製のお守りに各神社仏閣オリジナルの刻印を打つもの。
バイカーの間で流行り始めた御刻印ですが、
見た目もかっこよく、普段の持ち物にもなじみやすいので、
バイカー以外の方にもオススメ。
御刻印巡りをしてみるのも楽しいですね!
②季節の風景を見に行く(あじさい・紅葉・雪景色など)
自然の色や空気に触れることは、脳の癒しにもなります。
四季折々の景色を感じに行ってみましょう。
→ あじさいの名所、紅葉ハイキング、桜スポット巡りなど
その季節にしか楽しめない景色は、
心も自然な状態に整えてくれます。
あえてこれまで行ったことのないエリアに行くのもオススメ。
日常からの距離をしっかりとることで、
より新鮮な感覚で楽しめるので、
デジタルデトックスの効果も高まるでしょう。
季節ごとの特集なども要チェック!

③体をしっかり動かすアクティビティに挑戦
気持ちを切り替えたいときは、まず体を動かすのがいちばん。
全身を使った活動でデトックス効果も高まります。
→ マリンアクティビティ、乗馬、トレッキング、サイクリングなど
初めてのアクティビティに挑戦するときは、
ツアーに参加するのもひとつ。
専門スタッフのサポートで、安心して楽しめます。

④日常を離れて、気ままに過ごす小さな旅
思い切って環境ごと変えるのもおすすめです。
予定を詰めずに、心の向くまま過ごす旅をしてみては?
→ 温泉旅館に連泊、静かな町でカフェと読書だけの時間 など
旅といえば、あれこれ計画を詰め込みがちですが、
あえて、旅先で普段通りの生活をしてみる。
いつもと違う場所で、いつもと同じ過ごし方という違和感が、
逆に新鮮さを生み出してくれるかもしれません。

⑤耳だけ使って“ながらリラックス”
スマホから完全に離れなくても、目を使わない時間にするのもひとつ。
オーディオブックで物語に没入するのもおすすめです。
→ Audible、audiobook.jp などの音声読書サービス
⑥手を動かして夢中になる「没頭タイム」
手先を使う作業は、自然と集中力を取り戻してくれます。
小さな作品づくりや趣味に挑戦してみましょう。
→ 刺し子、塗り絵、DIY、陶芸体験、家庭菜園など
野菜の価格高騰を機に、野菜作りにチャレンジするのもオススメ。
手を動かすだけでなく、野菜の成長も楽しめます。
最近では、シェア畑や貸し農園もあるので、
お庭がなくても大丈夫!
⑦お気に入りの道具で書く「手書き時間」
画面ではなく紙に向き合うことで、頭がゆっくり整理されます。
自分の気持ちを書き出す時間をとってみてください。
→ 日記、夢ノート、5年手帳など
⑧ゆるく体を整える「呼吸系リラックス」
深呼吸やゆるい運動で、心身ともにゆるめてあげましょう。
静かな空間でのストレッチやヨガもおすすめです。
→ 朝ヨガ、寝る前のストレッチ、アロマ×深呼吸
⑨好きな香りで空間ごと切り替える
香りは気分転換にとても効果的。
お気に入りの香りで、部屋ごと“癒やし空間”にしてみましょう。
→ お香、アロマ、入浴剤などを使ってバスタイムや室内時間を充実
人工的な香りが苦手な人は、
100%天然成分でできたアロマがオススメ。
⑩新しいことを学ぶ時間にする(スマホ以外で)
紙の教材やテキスト中心の講座を選べば、スマホ離れしつつ知識も増えます。
短時間でも「自分を高める時間」になります。
→ 通信講座(ユーキャン・SARAスクール・キャリカレなど)
デジタルデトックスが続かないときの対処法
「やろうと思っても続かない…」
そんなときは、次の3つを試してみてください。
1. 完璧を目指さない
最初から「1日中スマホ断ち!」と完璧を目指すと、
気持ちがしんどくなります。
まずは30分だけでもOK。
小さな成功を積み重ねましょう。
2. 誰かに宣言する
「スマホ使わない時間つくってみるよ」
家族や友人に話しておくと、
さりげない“見守り効果”が働きます。
応援してもらえるだけで、
続けるモチベーションが上がります。
3. 成功体験を記録する
- 「今日は夜1時間スマホ見なかった」
- 「散歩が気持ちよかった」
そんな気づきや実感をメモに残すことで、
自信につながります。
スマホ・ネット依存と脳の関係
「つい見ちゃう」の裏側には、
脳の仕組みが関係しています。
なぜスマホはやめられないの?
SNSの“いいね”や通知は、
脳にドーパミン(快楽物質)を分泌させます。
これが「またチェックしたくなる」
強い習慣をつくってしまうのです。
脳科学者のコメント
神経科学者リサ・フェルドマン氏は、
「脳は“何もしない時間”にこそ記憶が整理され、創造性が高まる」
と述べています。
つまり、ぼーっとする時間や
デジタルから離れた時間は、
脳の回復にとってとても重要なんです。
まとめ|「意味がない」と感じた人にこそ試してほしい

デジタルデトックスは、
「ただの我慢」ではありません。
正しいやり方を知り、
小さな一歩を積み重ねることで、
心と体にしっかりと変化が現れてきます。
- 集中できるようになった
- よく眠れるようになった
- 心が軽くなった
そんな体験をした人は、実際にたくさんいます。
まずは、ほんの10分からでも大丈夫。
スマホを手放して、
“自分と向き合う時間”をつくってみませんか?
それが、
あなた本来の力を取り戻す第一歩になるかもしれません。
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